ホーム > 福岡県の放射能に関する情報
福岡県が福岡県保健環境研究所(太宰府市)で測定している放射能の測定結果をお知らせします。
当所では東北地方太平洋沖地震(以下、「震災」とします。)以前から行っていた空間放射線率の測定に加え、震災以後の緊急対策として、降下物及び上水(蛇口水)中の放射性のヨウ素、セシウム等放射性物質を測定しています。その結果、震災前と比較してそれ以降の大気中放射線量に大きな変化はありません。
震災以降、1ヶ月間に累積した降下物(大型水盤で捕集した降下物)については、ごく微量の放射性物質が検出されましたが、現在は検出されておりません。最後に放射性物質が検出された降下物(H23年8月分)から受ける放射線総量は、0.044マイクロシーベルトで、自然界から1年間に受ける量(平均2,400マイクロシーベルト)の約5.5万分の1に相当する極めて低い値であり、日常生活に支障がでることはありません。
福岡県では県内9箇所の地上1m地点(当研究所のみ18.9m地点)にモニタリングポスト(測定機器)を設置し、大気中の放射線量を24時間365日連続測定しています。当研究所で測定した3月11日以降の放射線量は1時間当たり0.034〜0.076マイクロシーベルトで推移しており、2006〜2009年度の1時間当たり0.034〜0.079マイクロシーベルトと比較しても過去の測定結果と大きく変化はありません。
福岡県 |
現在の放射線量【ふくおか放射線・放射能情報サイトのページ】 (10分ごとに更新されます) 2011年の放射線量: 3月〜12月 |
全国 | 現在の放射線量【原子力規制委員会のページ】 |
また、当所では1ヶ月に1度サーベイメーターによる空間線量率も測定しています。
福岡県 | 2022年, 2021年, 2020年, 2019年, 2018年, 2017年, 2016年, 2015年, 2014年, 2013年, 2012年, 2011年3月〜12月(毎日) |
当研究所の水道水を採取し、放射性物質の測定を実施しています。震災以降、2011年12月までは毎日測定を実施していましたが、2012年1月4日以降は文部科学省からの放射能モニタリングの見直しに従い、3ヶ月に1度の測定(1〜3月採取、4月下旬公表)を実施しています。
現在のところ、測定している水道水から放射性物質は検出されていません。
福岡県 | 2012年1月以降(毎3ヶ月), 2011年3月〜12月(毎日) |
全 国 | 上水(蛇口水)のモニタリング【原子力規制委員会のページ】 |
1ヶ月間に大型水盤の上に累積した降下物を採取し、放射性物質を測定しています。2011年3月〜8月にごく微量の放射性物質が検出されましたが、現在は検出されておりません。最後に放射性物質が検出された降下物(H23年8月分)から受ける放射線総量は、0.044マイクロシーベルトで、自然界から1年間に受ける量(平均2,400マイクロシーベルト)の約5.5万分の1に相当する極めて低い値であり、日常生活に支障がでることはありません。 2011年9月以降は放射性物質は検出されておりません。
福岡県 | 2020年1月以降, 2017年1月〜2019年12月, 2014年1月〜2016年12月, 2011年3月〜2013年12月 |
全 国 | 定時降下物のモニタリング 【原子力規制委員会のページ】 |
2012年1月4日以降は文部科学省からの放射能モニタリングの見直しに従い1ヶ月に1度の測定となりましたが、それ以前の毎日降下物を採取・測定していた2011年のデータについては次のとおりです。
福岡県 | 2011年: 3月〜12月(毎日) |
また、当研究所では上記の測定以外にも大気移流の研究を目的として、大気浮遊じんをフィルターに捕集して分析しています。
その中で、2011年3月〜5月に人工放射線核種が検出されましたが、検出された日の最大値は国の基準の約1,100〜約583,300分の1に相当する極めて低い値であり、日常生活に支障がでることはありません。なお、2011年6月以降は検出されていません。
今後は、大気浮遊じんの放射性物質測定も通常検査の追加項目と位置づけて、分析報告を行っていきます。
福岡県 | 2023年:1月以降 2022年:1月〜12月 2021年:1月〜12月 2020年:1月〜12月 2019年:1月〜12月 2018年:1月〜12月 2017年:1月〜12月 2016年:1月〜12月 2015年:1月〜12月 2014年:1月〜12月 2013年:1月〜12月 2012年:1月〜12月 2011年:1月〜12月 |
文部科学省が都道府県に委託し実施している「環境放射能水準調査」について、土壌、水、食品その他の環境試料に関する本県の測定結果は次のとおりです。 平成23年度(2011年度)の調査では土壌(5-20cm)、海産物(鯛)、海底土から微量の放射性セシウム137が検出されましたが、いずれも過去10年間の測定結果の範囲内でした。なお、海産物(鯛)から検出された放射性セシウム137については、国が定める暫定規制値(放射性セシウム500Bq/kg)の 約1/6000 と極めて低い値です。
福岡県 | 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 |